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ダイビングエリア紹介:東海岸エリア

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ダイビングエリア紹介:東海岸・平安座漁港から巡る島々

まだまだ知られてはいませんが、東海岸中部、与勝半島から海中道路を渡った平安座島の平安座漁港から出港する東海岸中部離島郡のダイビングは魅力的なダイビングポイントが目白押しのエリアです。

周辺の島々といえば、世界遺産である勝連城跡の近くから島々に伸びている海中道路を経由して、平安座島、宮城島、伊計島、浜比嘉島などの島々と無人島の浮原島と南浮原島、そして陸続きではない通称キャロットアイランドの津堅島、そして本当とこれらの島々の間に金武湾という広大な内海が広がっています。ダイビングポイントは数多ありますが、通常は浮原島周辺がメイン。ほとんどがインリーフの内海なので、冬場の季節風にも比較的快適に潜れるし、台風が接近しててもギリギリまで潜れるという便利なエリアでもあります。

ただし、道路渋滞を避けて集合が8時と早いため、当店出発は7時となります。

基本的に南北浮原島、宮城島、浜比嘉島周辺を潜る場合は、無人島の浮原島か浜比嘉島に上陸して水面休息を取るパターンが多いです。運が良ければサプライズで昼のランチが無人島でBBQになったりすることもあったりします。

 

浮原島周辺

平安座漁港からボートで15分程度の浮原島周辺には初心者でも楽しめる比較的水深の浅いポイントがウリです。

 

浮原島北

 

美しい海底の砂地が魅力的なポイント。巨大なイソバナがあちこちに鎮座していて華を添えています。最大水深20m弱。魚影も濃く、大潮時でもさほど強い流れにはならないので、特に初心者ダイバーにはオススメのポイントです。

 

サンドウェイ

こちらは富士山のような円錐形でトップが平らな根を、美しい砂地と大小のハードコーラルやソフトコーラルなどの腔腸動物に彩られた根が散在するポイント。当店が利用する船長が泡盛を沈めて熟成させているポイントで、根の影には泡盛の一升瓶が詰められたコンテナが散財してます。お酒の好きな方にはお好みのお酒を沈めて熟成することも可能ですのでご相談ください。泡盛はもちろん日本酒や洋酒も可能!海底での熟成は陸上の熟成に比べると5倍以上早いと言われてますのでぜひお試しください。最大水深25m弱。浅場の根のトップにはさまざまなクマノミのコロニーもありますので安全停止中も楽しめます。

 

ヨコヒシ

おそらく沖縄本島では最大のコモンシコロサンゴ(通称ブツブツサンゴ)が見られるポイント。往時に比べると大分小さくなりましたがまだまだ見応えがあります。そこの砂のパッセージを辿ると超巨大なイソバナが鎮座した根が二つ連なっていて、実にフォトジェニックです。最大水深22m前後。大潮時などには結構強い流れが出ることがあります。

 

南浮原島南

自衛隊の演習地になっていて、基本的にこのエリアでの水面休息場所になっている浮原島の一つ南にある南浮原島。その島の南側に広がるポイントで、広範囲にわたってスリバチサンゴの一種の大群落が展開している稀有なポイント。そもそもスリバチサンゴの大群落は世界でもあまり例がなく、新たな発見かもしれません。

 

 

宮城島南側

 

宮城島チャネル

宮城島と平安座島の間を沖に流れるチャンネル(水路)を潜るポイント。チャンネルの深場は最大水深30m超ですが、周辺のリーフは水深10〜20m前後、レベルに合わせてアレンジできるポイントです。

 

カッパドキア

パラオハマサンゴの大群落が集中しているポイントで、あたかもカッパドキアの遺跡のように見えるのでこの名前がついてます。最大水深30m超ですが、周辺のリーフは水深10〜20m前後、こちらもレベルに合わせて水深をアレンジできるポイントです。

カッパドキアのパラオハマサンゴ

 

アオサンゴ群落

アオサンゴの大群落を見ることができるポイント。アオサンゴの大群落も珍しいですが、アオサンゴに少しずつアクロポーラ系のサンゴが侵食して勢力を現在進行形で広げている様子を観察できる貴重なポイントです。最大水深20m弱。アオサンゴは6m程度から15m程度で見られます。

 

浜比嘉島周辺

浜比嘉島周辺にも面白いポイントが目白押しです。

特に冬場は北風を避けて浜比嘉島周辺でのポイントが多くなりがち。水面休息も浜比嘉島の比嘉漁港を使うケースが多くなります。この港の近くには沖縄開闢の神様であるアマミキヨとシルミキヨのお墓があり、歩いて行ける範囲にお二人をお祀りした神社もあります。正月の初詣でダイビングの合間にこちらを参拝すればその年のダイビングの安全のご利益間違いなしです!!

 

78

浜比嘉島南に位置するポイント。トップ5mほどの大きな根の周りに水深15mから20mの砂地が展開。

大潮時には結構流れることも・・・

 

 

 

金武湾

 

漁礁18

金武湾内、宮城島の西に鎮座した漁礁。漁礁には数多の腔腸動物が付着していてまさにカラフル。よく見ていくと腔腸動物に矯正するエビ、カニ類や、その他レアなウミウシ類もたくさん見られる魅惑のポイントです!

 

伊計島灯台

最大水深30m超も可能なので第深度潜水にも対応可能。ハマサンゴ群落が広範囲に展開するポイントです。

 

 

 

この記事を書いた人

案納昭則

潜水歴四十年、総本数12000本を超える現役のSSI(スクーバ・スクール・インターナショナル)インストラクターでありJPS所属の職業写真家。
2003年にNHK「趣味悠々〜水中散歩を楽しもう(全7回)」講師を担当。上智大学外国語学部フランス語学科中退。
NPO法人沖縄県ダイビング安全対策協議会事務局長を歴任。

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