世界最高レベル!ヴィアマーレの安全対策基準!
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日本最高峰のヴィアマーレの安全対策!
あなたが通っているダイビングショップ、あるいはダイビングボートには、救急酸素キットが常備されていますか?ダイビングの際に常に携行しているでしょうか?また、AED(自動体外式除細動装置)がいつでも使える状態になっていますか?
大自然の中で行うレジャーであるスクーバ・ダイビングではどんなに経験を積んでも、いついかなる時にも命に関わる緊急事態が発生しないとも限りません。万一のために万全の備えができているか?それこそがダイビングショップを選ぶ基準です。
ファーストエイド・キット
こちらはショップというよりもそれぞれのインストラクターが本来必ず手元に用意しておくべき装備です。ダイビングの現場で起こりうるちょっとした怪我や水中の危険生物による刺傷や咬傷などあらゆる想定される事象に対応できるよう準備しておく必要があります。少なくともプロフェッショナルダイバーであれば必ず用意しておくべきもので、その中身の主なものは以下の通り
絆創膏や止血帯、脱脂綿や三角巾などの医療具、およびハサミやテープなどの道具類
ちょっとした切り傷などに対応するための絆創膏、出血した時の止血帯、消毒用のオキシドール、エントリーやエギジット時に転倒したりして骨折が疑われる時の添木や三角巾などの簡単な医療具とそれを取り扱うために必要なハサミやピンセット、綿棒、テープなどの道具も必要です。
酔い止めや鎮痛剤などの薬品
一応用意してはおりますが、医療行為になるので強制はできません。あくまでも自己責任でお使いください。
酸素プロパイダ・キット
減圧症やエアーエンボリズム(空気塞栓症)、気胸など、圧力に関連したさまざまな潜水障害に対するファーストエイドとして極めて効果的なのが純酸素の吸入です。通常ダイビングの現場で何らかの潜水障害を発症した場合、まず最寄りの港まで帰港し。さらに救急隊に引き継ぎ、救急医療センターに至るまで通常よりかなりの時間がかかりますので、その間中断することなく純酸素を供給できるだけの十分な量を準備しておく必要があります。また、バディ、やグループで潜水している場合、特に減圧症においては、一人が発症すると、他にも発症者が出る可能性がありますので、想定される十分な量の酸素シリンダーを準備しておく必要もあります。ヴィアマーレでは10ℓシリンダーと、3ℓシリンダを2本用意しておりますが、正直2名が同時発症した場合は微妙です。しかしながら、昨今はコロナの影響でレジャーにまで医療用酸素が回ってこないという現状もあって、なかなか思うようにいきません。
定流量型バルブ+ノンリブリーザー・マスク
ノンリブリーザー・マスクとは整形外科の酸素治療などでも使われる酸素を蓄える袋のついた簡易マスクです。そこに呼吸のたびに袋が完全に潰れない程度の一定流量の酸素を常に流します。
デマンドバルブ
いわゆるスクーバのレギュレーターと構造は一緒です。タンク内の酸素濃度を下げることなく効率的にガス交換が可能ですが、体力の弱った患者には呼吸しずらいし、自発呼吸のない患者にはそもそも使えないという欠点があります。
アンビューバッグ(蘇生バッグ)
自発呼吸ができない患者に高濃度酸素での人工呼吸を行うためのアイテムです。
AED (自動体外除細動装置)
言わずと知れた一時的に心肺停止に陥った患者に対して、正常な心拍を回復させるための装置です。2002年冬、高円宮殿下がスカッシュのプレイ中に心臓麻痺で倒れられそのままお亡くなりになりましたが、その際にすぐにAEDが使える状況にあれば助かったであろうという教訓から急速に全国に普及した装置です。今ではショッピングモールやガソリンスタンド、コンビニ、学校、役場等、ありとあらゆる場所で目にすることも多いでしょう。しかしながらダイビング業界ではまだまだ普及率は低いのが現状です。ヴィアマーレではもう10年以上前からボートにAEDは常駐させていますし、他店のボートを使う場合やビーチエントリーの際にも必ず携帯しています。
レスキュー訓練や安全グッズの開発
NPO法人沖縄県ダイビング安全対策協議会。数年前にその役割を終え解散しましたが、NPO法人設立時からずっと事務局長を歴任してきました。
もともとダイビング安全対策協議会は日本各地のそれぞれの海上保安本部が30年ほど前に管轄する地域のレジャーダイビングの安全対策を指導するために組織した団体です。結局その後、存続し続けた組織ほとんど皆無で、沖縄県安全ダイビング安全対策協議会は1990年に全国で唯一無二のNPO法人化を果たしたダイビング安全対策協議会でした。
その功績は計り知れず、所属ダイビングショップ対象にCPRや酸素プロパイダの講習や、レスキュー訓練、海保合同のヘリレスキュー訓練、さらには消防学校での精鋭の消防隊員へのウォーターレスキューのトレーニングなど多岐に渡りました。
そのほとんどを企画運営してたのが当時の村田会長と事務局長であるワタクシでした。
というわけで、ダイバーレスキューや、ウォーターレスキューの知識や技術については沖縄県下でもトップレベルなのです。
安対協時代に開発した安全グッズの成果
全てプラスチックのいわゆる下敷きの素材でできたものですので耐久性も防水性も抜群です。基本的に全てのデザインと写真も担当しています。当時の安対協会員や関係者に配布したので現在はほとんど残っていないのが残念です。ちなみに日本財団の助成金を受けて作成しました。
緊急事態におけるフローチャートとチェックリスト
緊急事態において必要不可欠な情報を的確に収集するためのマニュアルです。
ヘリレスキューに関するスレート2種
339度意識レベル評価表スレート
ドラマの「コード・ブルー」など見てると頻繁に出てくるのが「30代男性、意識レベル300!」とかって言ってるのがこれ。救急に患者の症状を簡潔に伝えるために必要不可欠な情報です。
危険生物対応表スレート
実際の具体的な対応マニュアルがこちらになります。
どれもダウンロードしてパウチしてダイビングの際に携帯すればいざ問うときにお役に立つでしょう。
危険生物についてはいずれ写真も添えて詳細にご紹介するつもりですので、ご期待ください。
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