沖縄本島のベストシーズンはいつ?
ヴィアマーレがご紹介する沖縄本島の海。
ぶっちゃけいつがベストなのか?
今回はこの非常に難しいテーマに答えていきたいと思います。
よく聞かれるのが「いつがベストシーズンなのですか?」
まぁ、基本的に梅雨明けが落ち着いた7月から10月。
ただし、台風は神出鬼没なので当たったら残念的な・・・・
としか言わざるを得ません。
細かく解説していきましょう。
まずは、自分が年間通して一番忌み嫌ってきたのが梅雨明けの季節風。沖縄では漢字で書くと「夏至南風、」「カーチバイ」とか「カーチベー」と読みますが、南西の強い風が6月中旬から7月初旬にかけてひと月ほど吹き荒れます。この時期はやっと水温も上がってきてダイビングにはいい季節になってきたというのに、読谷の都屋漁港からの出航は難しい時期が続くのです。
ちなみにこのシーズンはサンゴの産卵の季節にも重なっており、やっと水温が26°を超えて快適な水温になりますが、この時期にはこれまでも都屋漁港からの出航確率は極めて低く、恩納村の前兼久漁港からの出航の日々が続いていました。
が、自社ボートを売却した今、これからは縦横無尽にその時々のベストの海を自由に選択してご案内できるようになりました。
梅雨明けの「カーチバイ」の季節のベストエリアはまずは恩納村前兼久漁港から行く真栄田岬周辺。当店のホームゲレンデ、残波岬周辺も都屋漁港から行くと命懸けですが、前兼久漁協からなら楽勝です。以前ポイント紹介でもご紹介したコウリ残波を回りさえすれば残波エリア一帯はほぼほぼベタ凪なのです。
そして平安座漁協から巡る海中道路沖の島々周辺。平安座島、宮城島、伊計島、浜比嘉島、そして無人島で自衛隊の演習場になっている浮原島と、南浮原島。さまざまなサンゴが美しいポイントが多く、最近ではあまり見られなくなってしまったコモンシコロサンゴの大群落や、珍しいスリバチサンゴ類のギネス級の大群落など見応え満点なポイントが散在しています。こちらのエリアでは広い礁池内のポイントも多いので、冬場の北からの季節風(ミーニシ)が卓越するシーズンにも多用されるエリアになります。ただ集合が8:00なので当店からの出発は7:00となります。
次にこの時期のベストエリアといえば本部町山川港から巡る瀬底島と水納島周辺。
水納島は言わずとしれた砂地と魚の群れが美しいポイント。瀬底島もラビリンスを筆頭に魅力的なポイントが目白押しです!
9時出航ですが、なにぶん遠いので当店の出発は7:00頃になります。
カーチバイのシーズンが過ぎ去ると本格的なシーズン。水温も30℃近くまで上がり、台風さえ来なければどこを潜っても最高のシーズンです。こちらはベストシーズンのエモンズの動画です。
さて11月になると冬の季節風である「新北風(ミーニシ)」が吹き始め、水温も徐々にさがっていきます。北風が吹くとまず残波方面は潜れなくなります。真栄田岬近辺も同様です。この時期に活躍するのが糸満エリア。小型のボートなのでアクロバティックですが、喜屋武岬まで廻り込めれば太平洋上に低気圧がなければベタベタです。糸満エリアは喜屋武岬周辺のみならず、トコマサリ礁やルカン礁などのビッグポイントが目白押し、ただしトコマサリやルカンは夏場の方がベターです。。
ちなみに沖縄本島では水温は2月、3月あたりが一番低くなり、普通はどんなに下がっても20℃前後ですが、今年2022年は異常に寒く12月から20℃を下回り最低17℃ぐらいまで下がりました。
前の記事へ
次の記事へ