アイスランドの旅 2023/5/14-2023/5/30
アイスランドってどこ!!!
多くの方の印象はそうなのではないでしょうか?
自分も5、6年ほど前までは、日本の裏側に位置し、日本で沈みゆく大地が生まれる所、最果ての氷河に埋もれた地、ぐらいの認識しかありませんでした。
きっかけは嫁が「北北西に曇と往け」というコミックを読んでアイスランドに興味を抱き、大地の生まれる地を見たいと言い出したことでした。それがおよそ5年前のお話。当初は自分的には全く興味がなかったんだけど、まぁ、金出してくれるなら運転手としてお付き合いしてもいいよ?的な感覚で同行することとなりました。が、その漫画を読み、調べたらアイスランドでダイビングができるということも知り、俄然モチベーションが急上昇したという次第。当初はコロナ前の2020年5月に予定していて諸々の手配を含め準備万端だったのですが、渡航の2週間ほど前にアイスランド自体が国境を閉鎖してしまい、追って日本でも緊急事態宣言が出てしまったので、旅行自体を断念せざるを得ない事態に陥った経緯があるのでした。
今年、2023年は嫁も早期退職を果たし、時間的制約も無くなったので贅沢におよそ2週間の行程でアイスランド旅行を企画したというわけ。
というわけで、今回のおよそ2週間にわたるアイスランドでの日々をレポートしようと思います。エジプト旅行記と同様に、これからアイスランドに向かう方に向けてヒントになる情報もたくさん盛り込みたいと思います。
というわけでまずは今回のアイスランド旅行のハイライトをお届けします。
この旅行、最初から波乱含みの幕開けでした。今回はANAさんのフランクフルト直行便から、ルフトハンザ航空を乗り継いでレイキャビク・ケフラビーク空港に至る旅程だったのですが、迂闊にも2月にレイキャビクへの乗り継ぎ便のフライトが翌日に変更になった旨のメールが来ていたのをうっかり見逃していて、本来はフランクフルトでその日のうちに数時間のトランジットでレイキャビク便に乗って深夜にレイキャビクに到着。空港隣接のホテルに一泊する予定だったのですが、フランクフルトに着いたら乗るべき乗り継ぎ便がない!やむなくフランクフルトの隣接ホテルで一泊し、翌日の便でアイスランドに向かうものの、定刻9:45フランクフルト発LH868の出発は遅れまくり、おそらく飛行機のそばまで車で乗り付けていたVIPのせいだと思われ怒りが込み上げる。結局、定刻を大幅に遅れて14:00過ぎにKeflavikケフラビーク国際空港着。
というわけで最初からアイスランド滞在予定が1日経るというイレギュラー😭
目次
5/16 アイスランド上陸初日!
アイスランドでのレンタカー事情
まずは何はともあれレンタカーの調達。なのですが、初夏のアイスランドとはいえ、出口を一歩出たら沖縄から来た我々には極寒の地!しかも天気も小雨ということもあり、外気温は午後2時というのに7℃。まずは荷物から防寒着を一式取り出して着込み外に出ます。
今回はEnterprise Rent-A-Carという格安レンタカー会社を予約してました。バジェットとかハーツとかの大手レンタカー会社なら到着ロビー内にカウンターがありますが、マイナーなレンタカー会社は、空港到着口の出口を出てすぐのところにあるバスステーションから定期的に運行されるレンタカー会社専用バスに乗って希望のレンタカー会社の前で下ろしてもらいます。ある程度乗降場所は決まっているので、乗るときにどのレンタカー会社か運転手に伝えておけば間違いなく目的のレンタカー会社の近くで降ろしてくれます。
さてレンタカーの手続き。なんと事務所はコンテナハウス!今回は一応嫁も国際免許証を取得してきていたのでセカンドドライバーの登録が必要ですが(結局、嫁が運転することは一瞬たりともありませんでしたが・・、)こちらの追加料金はサービスしてもらいました。で、受付担当氏、自分らの荷物を見て、当初予約していた車では小さすぎるのではないかと心配してくれてアップグレードを提案されました。当初予約していた車は車種の名前も聞いたことのない車種でしたが、グレードアップ対象は真っ赤なプジョー!追加料金26,000円ぐらいなので迷わず変更してもらいました。Wi-Fiルーターはいつもなら日本からレンタルしていくのですが、アイスランドのWi-Fi環境は抜群だと聞いてたのでスルーしてました。現場で聞くとやはり都市圏から外れるとやばそうなので、一応ここでレンタル。これは良い選択でした。前回のシンガポールでもそうでしたが、Wi-FiルーターはやはりどんなにWi-Fi環境がいいという国でも所詮は公共Wi-Fi。世界中どこにいくにもWi-Fiルーターは必要不可欠と改めて認識した次第。
あとは燃料を満タン返しか、プリペイドにするかという選択。プリペイドの方が市場より20%ほど安いとのことなので、プリペイドを選択、その代わりなるべく空にして返さないと損益が微妙という選択でしたが、これは最後の最後の顛末にご期待ください。
あ、そういえばラッキーだったことがもう一つ、今回レンタルしたプジョーのディスプレイはカーナビ搭載ではないのですが、iPhoneを接続するとアップル仕様で独自のカーナビシステムが稼働するという代物で、こいつはもうめちゃくちゃ重宝しました。Googleマップを流用しているようですが、プジョーのディスプレイ上では完璧にオリジナルのカーナビシステムになっているのでした。”Apple CarPlay”だったかな?もちろんiPhoneから音楽再生も自由自在。これマジで感動!
というわけでレンタカーをゲットしてまずは今夜の宿、かの楽園の宿と称される、シリカ・ホテル Silica Hotelへ!
が、天気はどんどん悪化の一途を辿っていました。
ターン・アバウト交差点
ケフラビーク国際空港からシリカホテルまではおよそ22km、途中は全く信号なし!ちなみにその後首都レイキャビクに至る約40kmに至るも全く信号はなく都心に入ってやっと信号があるという感じ。アイスランドでは基本街中に入らない限り、というか都市部でも多くはいわゆるターン・アラウンド交差点で、信号ありません。ターン・アバウトは最近は日本でも採用されてきるので経験した方も多いでしょう。ちなみに沖縄でも旧糸満ローターリーとうるま市に一箇所あります。
ターン・アバウト交差点は最初はちょっと戸惑うかもしれません。が、慣れてしまえばこんなにシンプルで楽なシステムもないと納得する次第。基本的に誰でも全速力で交差点に入る人間はいないわけで、ある程度減速して交差点に入りますね?左から車がきてなければそのままターン・アバウトに進行し、出たいところで出る。それだけ。基本的に幹線道路を通っている限りは直進方向だと思ってればそんなに戸惑うことはありません。四叉路なら二つ目の出口で出ればいいだけ。たまに地方では三叉路があったりとか、それなりの都市の中心部では、複数叉路が出てくることがあり、これには流石のワタクシも惑わされました(⌒-⌒; )
でも”Apple Car Play”様がいちいちご丁寧に「何番目の出口を出てください」と指示してくれるので楽でした。
アイスランドでは都市部の中心地以外は全てこのターン・アバウト方式。慣れればめちゃくちゃドライビングが楽しくなりますよ!
シリカホテル Silica Hotel
さて本当なら空港隣接のオーロラホテルに1泊してからーのレンタカーを借りて・・・のはずでしたが・・・
1泊目がいきなりのアイスランド最高級クラスホテルのシリカホテルになりました。シリカホテルはいわゆるアイスランドの代名詞でもある世界一広大な露天風呂ブルーラグーン Blue Lagoon の唯一の併設ホテルなのでしたが、実はコロナでアイスランドが国を閉鎖していた間に、同系列でもっと高級なトリート・ホテル Treat Hotel ってのが営業を開始していて、さすがにそこは高級すぎて諦めた次第。どこまでタカピーなんだよアイスランド!って同じ観光業者としてはツッコミたくなるところ。沖縄も一度アイスランドの取り組みを視察して勉強するべきだとマジで思う。
夕食は日本から予約してたシリカホテルというかブルーラグーンのラヴァ・レストランLava Restaurantで。本当ならブルーラグーンからシリカホテルまでのラグーンの遊歩道をテクテク歩いて行くのですが、大雨なのでホテルのスタッフが車で送ってくれました。今回のアイスランドで一番豪華な夕食でした。
シリカホテルの詳細は長くなりますのでまた別記事で紹介させていただきます。
5/17 アイスランド2日目!
ブルーラグーン・一回目
シリカホテルを早めにチェックアウトしてブルーラグーンへ。シリカホテルに宿泊していたのでブルーラグーンにはVIP待遇でチェックインできるのです。
外から入浴する場合は絶対、日本から予約して行った方がいいです。
でもこの日も空はどんより。時々雨。
ブルーラグーンの詳細もまた後日別記事でお届けします。
昼近くまでブルーラグーンを堪能して、首都レイキャビークに向かいます。
Reykjavikレイキャビークへ
長距離のドライブが多いので万が一の際や、休憩の際に温かい飲み物がすぐに作れたら便利かな?と思い、ダメもとで超コンパクトなキャンプ用の携帯ガスコンロを長男に借りてきてました。まずはこのコンロを稼働させるためにはイワタニ仕様のガスボンベが必須ということで、イワタニ仕様のガスボンベを求めてお店巡り。日本では普通にコンビニでも売ってる代物だが、ここアイスランドでは流石になかなか見つからない。
Smaralindスマラリンド(すぐらりんどぉー:沖縄方言で「ぶっ飛ばしたろか」的な発音で気に入った😀)このショッピングモールでアイスランド地図購入。
Bauhousバウハウスは超巨大なDIY店
Bonusボーヌスはイオンのビッグみたいな店だけどここでようやくイワタニ仕様のガスボンベ発見!1本購入したものの、結局道中でこのガスコンロを使うことは一回もありませんでした。というのも、あまりにも風が強いので、とてもじゃないけど車外で使うのは無理!かといってガス中毒や火事が怖いので車の中で使うわけにもいかない。というわけでガスボンベは一回も使わないまま最終的にそのままレンタカーに置いて帰りましたとさ(⌒-⌒; )
アイスランドのスーパー
Bonus ボーヌス
ピンクのちょっとエロい豚がキャラクター。日本的にはイオンのビッグ?
野菜コーナーとか生鮮品コーナーは丸ごと冷蔵庫になってます。
それなりの服着てないと寒くて買い物中に凍死するかも(⌒-⌒; )
Netto ネットー
テーマカラーは青 沖縄的にはユニオンかな?
Kronan クローナン
テーマカラーは黄色 沖縄的にはサンエー😁
アイスランドのお金事情
アイスランドの通貨はアイスランド・クローナと言います。便利なことにそのまま日本円に置き換えても全く問題ないので非常にわかりやすい。ちなみに本日(2023.6.7)のレートは日本円¥100が101kr。
キャッシュレス化が進んでいてクレジットカードが使えないところは皆無。ガソリンスタンドの有料トイレでさえもキャッシュレスでした。
というわけで結局アイスランドのお札にも硬貨にも、アイスランド滞在中に一切触れることすらありませんでした。
アイスランドの駐車場・有料道路事情
ホテルに向かうが、Reykjavikレイキャビク中心地のホテルやゲストハウスにはまず駐車場がありません。またレイキャビクは一方通行が多く、駐車場、というか公道の路肩が駐車スペースになっているのですが、もちろん便利なところから埋まっていくので、空きスペースを探すのに苦労する。18時から翌朝10時?までは無料ですが、それ以外は有料となるので、最寄りの精算機で駐車料金を支払う。もちろんここでもクレジットカード払い。首都レイキャビクでは駐車場のカテゴリーみたいなのもあるようだけど、普通は一日100円程度だったと思う。無視すると後からペナルティー付きでレンタカー業者から請求されることもあるようなので素直に払っておいた方が得。
アイスランド第2の都市アークレイリでは数に限りがあるものの駐車場が設けられているホテルが多いようでした。ホテルの駐車場に停められない場合は、近隣の公共駐車場に駐車することになりますが、レイキャビクと同じく18時から翌朝10時までは無料のようでした。
またそれぞれの有名な観光スポットの駐車場も有料のところが多く、こちらも自動支払機で車のナンバーを登録してクレジットカードで支払い、レシートを車のボンネットに置いておくという方式だが、レシートが出ないことも多い。どこでどうやってチェックしているのか不明だが、つい払い忘れた場合でもしっかりとレンタガー会社に請求が行くらしく、事後精算と相成ります。
あとアイスランドには有料道路が何箇所かあるようなのですが、中北部のアイスランド第二の都市アークレイリから東に行くルート上にあるみたいなんだけど、料金所などがあるわけではなく、事後にレンタカー会社から請求されました。
海底トンネル、クヴァルフィヨルズル・トンネル Hvalfjordur Tunnel(1996年建設。長さ5,770Mうち海底部分は3.6KM 海の下160Mまで潜る。有料道路らしい)も自動的にレンタカー会社経由で事後請求されたました。
トピック:クヴァルフィヨルズル・トンネル Hvalfjordur Tunnel
いやでもこの海底トンネル、マジですごかった。まずは走ってて、このトンネルマジでエグいと思った。こんなに永遠としかもかなりの傾斜で潜り続けるトンネルは日本には絶対にない!フィヨルドの入江の下を通したトンネルなので、そりゃそうだとは思う。通過後に調べてみたら最大水深160mで距離が5,77KMうち海底部分が3.6KM!ってやっぱり日本には絶対ない。のちに調べたところ青函トンネルが最大深度120mらしいけど海底部の距離は23KMもあるので多分走ってても傾斜があることすら感じないと思われる。青函トンネルは走ったことないけど。
日本では日光のいろは坂とか箱根のターンパイクとかエグいワインディングロードはあるけど、人工的な橋梁やトンネルでこんなにエグい道路はあまり記憶にありません。近々で思いつくのは、ゲゲゲの鬼太郎の水木しげる先生の故郷、境港には境水道大橋ってのがかかってて、境港側の下り坂は結構エグいと思ったことがありますが、この橋の高さが40mで長さが700mなので単純に4倍すればほぼこのトンネルと同じで、あの急な下り坂を4倍の距離、それも海底を下っていたのだとイメージすると、なるほどやっぱりエグいトンネルだなぁと思いましたとさ。
アイスランドのお酒事情
これとっても大事!
驚いたのだけど、アイスランドでは35年ぐらい前まで禁酒法があって酒一切NGだったらしいです。
で、今でも普通のスーパーやコンビニでは一見、酒!と思っても全部ノンアルコール。
アイスランドでお酒を買える、酒飲み御用達唯一の店!その名はVinbudinヴィンブーディン!
アイスランドの大規模な都市にはまずあるけど、営業時間がとても短い(店舗によって違うけど13時〜18時が多かった)ので、注意が必要です!
ちなみに僕らの旅のスケジュールはVinbudinの営業時間にかなりの部分影響されたと言っても過言ではないでしょう。
この日はレイキャビクのダウンタウン、街を歩くには最高立地のHotel Fronに投宿。も、駐車場探しに初日は苦労するがアバウトに安定して駐車できる定位置を確保。ここで2泊。
5/18 アイスランド3日目!
ゴールデン・サークル
この日は朝から土砂降りの大雨。でもめげずに朝8時に出発してゴールデン・サークルを目指す。
途中の景色も雨に煙っていてほとんど見えない。
ゴールデン・サークルはレイキャビクから車で30分と比較的近いので人気の観光スポットで、世界遺産であるシンクヴェトリル(Þingvellir)国立公園やアイスランドに来る人なら必ず訪れるであろう有名な滝、グトルフォス、ミネラルウォーターのクリスタル・ガイザーの語源にもなっている間欠泉のゲイシールなどからなるエリアです。
世界遺産シンクヴェトリル(Þingvellir)国立公園
こここそが嫁がぜひ行ってみたかったという大地の裂け目 ギャウ gjá が見られる場所。
各スポットの詳細はまた別記事にしてご紹介しますが、簡単に。
中学校の時、プレートテクニクスというのを勉強したことを覚えてますか?我々の立っている大地って動いているんです。パンゲアって名前は聞いたことがあると思いますが、現在いくつかに分断している世界の大陸はもともと一つで、それをパンゲア大陸と言いました。地下のマグマの動きでその大陸は徐々に分裂していってその真ん中にできたのが現在の大西洋。その中央には現在も南北数千キロにもわたる中央海嶺と呼べれる大地の裂け目が走っていますが、ほとんど大西洋のど真ん中。海の底です。その中央海嶺が唯一地上に出ているのがアイスランドという島。
ちなみにアイスランドにはユーラシアプレートと北米プレートが今まさに生まれている地。ちなみに日本は4つのプレートがマントルに沈み込む交差点にあたり、日本の東半分は北米プレート、西半分がユーラシアプレートに乗っていて、その境目がフォッサマグナ(大きな溝)です。大地が生まれるところはギャウ(裂け目)で沈むところは溝なんですね。何十億、何百億年前にアイスランドで生まれた大地が、今日本で再びマントルに沈んでいるわけです。だからその二つ(正確には4つ)のプレートの沈み込みのせめぎ合いで歪みが蓄積し、その歪みが解消されるときに起きるのが地震なのです。
余談ですが、その昔「日本沈没」という映画がありました。2006年あたりに草彅君と柴咲コウさんの主演でリメイクされたのでご存知の方も多いでしょう。その映画の根幹の考え方になっているのが、このプレートの動きがある日突然反転するかもしれないという仮説です。今まで日本のど真ん中でお互いに押し付けあってきたユーラシアプレートと北米プレートのどちらかが突然反対に流れ始めたら?たとえば北米プレートが突然反対のアイスランド方面に動き始めたら?そう、日本列島は北米プレートの支えを失い、一気に海に沈んでしまうでしょう。さてその時アイスランドではどのようなことが起きるのか、多分生まれつつあるユーラシアプレートを北米大陸が追っかける構図になるのでやはりアイスランドも沈んでしまうのか?でも科学的に考えたら、マントル対流っていうのは結局沸騰みたいなもんだからどちらかだけが反転するってあり得ないわけで、仮にそのようなことが起きたら、日本がアイスランドになってアイスランドが日本になるということなのではないかな?と考察する次第です。くだらない話で申し訳ない。(⌒-⌒; )
って簡単じゃねーじゃん!
オクスアルアゥルフォス Oxarafoss
ちなみに”foss”ってのはアイスランド語で「滝」のこと。
またまた余談。アイスランド語ってすごく面白い。これも別記事で紹介したいくらい。バイキングの古代語が島国でそのまま残ってるので、結局英語などを含め北欧系民族語のルーツみたいな感じ。日本語の漢字が中国では漢字の博物館と言われているのと同じ感じ。ここにもアイスランドと日本の共通点がある!アイスランド語勉強したいっ!
シンクヴェトリル(Þingvellir)国立公園のVisitor Centerが9時からなのでそのまま通過して近くにある滝へ向かう。
シンクヴェトリル国立公園内に5つある駐車場のうちP2に停めて徒歩で滝を目指す。大雨なので、出入りするたびに雨支度をしなきゃいけないのが面倒臭い。沖縄なら一年中島ぞうりだけど今回は山歩きもするのでUGGのムートンブーツなのでレインウェアを着込みのにもいちいち車内でブーツを脱がなければならないのであった。外に出た瞬間にびしょ濡れになるので・・・
駐車場から10分ほど歩いて滝に到着。雨模様なのか観光客はまばら、滝は独占状態。途中で外国人のカップルが1組来た。
大雨なので撮影もままならないが、まぁ、この程度かと正直思う。この程度の滝なら日本にもいくらでもあるわ!的な?あとで分かったことではあるが、シルフラ・ダイビングの水域はこが源泉だったようだ。
ギャウ gjá 散策
シンクヴェトリル(Þingvellir)国立公園のVisitor Centerに戻って、念願のギャウを散策。ここは大地の裂け目をリアルに観察できる世界で唯一のスポットであると同時に、西暦930年にアルシング Alþingi と言われる世界最古の近代会議が開かれた場所として知られています。
Information Center隣接の駐車場はツアーバスや身障者専用のようで、一般の車は少し離れたP1へ、Visitor Centerのあるところでは共通ルールのようでした。とりあえずさっきの滝では、またすぐ降りるからレインウェアの下は着たまま、上だけ脱いで運転したので、上を羽織るだけ。でも持ってきたレインウェアは実は10年以上前、屋久島に行ったときに買ったものなので、この土砂降りの中ではだんだん用を足さなくなってきているのを少しずつ実感。あまりの大雨に駐車料金払うの忘れる(事後レンタカー会社から請求。)
Visitor Centerまではおよそ500m。途中の道路上に荒い目の鉄格子を嵌めた溝がある。その時は歩きにくいなぁ!と単に思った。小さな子供だったら万一格子に脚がはまったまま倒れたりしたら間違いなく足を骨折するんじゃないか?と思うレベル。が、島中あちらこちらで目にするので、よくよく考えたら、家畜が踏み越えられないようにしているのではと思う。ちなみにアイスランドは人よりも羊の方が多いという。
肝心のギャウはというと、あまりの雨に楽しむ余裕がない!レインウェアもやばいし、途中からきちんと防水スプレーを念入りにふってきたはずのUGGのブーツにも浸水してきた。
とりあえずアルシングまで行って撤退。
散々な第一目標でしたが、結局様々なトラブルの産物で後日もう一度ゆっくり散策することができましたとさ。その顛末はぜひ最後までお読みください😁
グトルフォス Gullfoss
さてシンクヴェトリル国立公園を後にして1時間ほどドライブしてグトルフォスへ。グトルフォスとはアイスランド語で”gull”「金の」”foss”「滝」夕日を浴びて金色に輝くらしいが、今日は雨。まぁ幸いだいぶ小雨にはなってきた。
流石にアイスランドNo.1と謳われるグトルフォス!その迫力たるや!半端じゃありません。Visitor Centerから経路を歩くと少しずつ地鳴りのようなものが聞こえてきて、それがだんだん大きくなり視界の後に開けるのがこの光景。
ストロックル間欠泉 Strokkur
グトルファスから少し来た道を戻ったところにあるのがいわゆるゲイシール。間欠泉群ですが、いわゆるゲイシールは現在活動があまり活発ではなく、隣接するストロックル間欠泉がメインとなっています。だいぶ雨も落ち着いてきたもののまだしとしとと雨模様。しかも靴は濡れて重たく冷たいし!
ここでアイスランドに来て初めて日本人と出会いました!ちなみにこれ以降も日本人と出会ったのは最後のブルーラグーンで出会った2家族のみでした。
ちなみに間欠泉に関しては別記事にする予定はないので少し詳しく紹介しておきますね。
世界で有名な間欠泉といえばまずはアメリカ合衆国のイエローストーン国立公園が最大で、その中でも最大のジャイアント間欠泉では実に7日から12日の周期で一回の噴出が1時間以上、しかも最大75mに達すると言われています。
その次に並ぶのがアイスランドの間欠泉で、いわゆるゲイシールは時代によって活発になったり休止したりを繰り返していて、現在でも1日3回ほどは活動し、最大60mぐらいまで噴き上がるそうですが、そんなの待ってられるわけもなく・・・
現在は隣接するこのストロックル間欠泉が、5〜10分おきに噴出! 最大30mほどまで噴き上がります。
ちなみに噴出する温泉の温度は沸騰している水なのでほとんど100℃。
見に行くときは風向きをくれぐれもお気をつけください。空いているからといって風下に向かうと下手するとえらい目に遭うかもしれません。流石に火傷まではないとは思うけど・・・
日本と違ってアイスランドではそんな過保護な注意書きは一切ありませんのでご注意を!
間欠泉は日本にも10箇所ほどあります。北海道が多いですが、自分はもともと九州の人なので、別府の地獄巡りにある間欠泉は子供の頃に見た記憶があります。ただ日本の間欠泉の規模は非常に小さく、大きなところでも栃木県の川俣温泉のものが最大30mになることがあるそうですが、噴出の間隔は1時間以上です。日本はプレートが沈み込むところですから、大規模なマグマ溜まりがないからだと思われます。
そこで間欠泉のメカニズム。と言っても諸説あり、深掘りするとキリがないのですが、自分がイメージしているメカニズムとして推察するに、袋状の特定な形状の空洞地形に溜まった地下水が、マグマの熱で熱せられて蒸発し、上に取り残されたデッドスペース的な空洞に水蒸気が溜まって水位が下がり、横に位置する地上への噴出口より水位が下がった時に溜まった水蒸気と共に下からの圧力で圧縮された熱水が勢いよく噴出するという構造ではないかと思ってますが、端折りすぎかな? 間違ってたらご指摘くださいませ。
さて、ちょうど昼過ぎだったので、ネットで高評価だったゲイシールのビジターセンターのGeysirBistroゲイシールビストロでKjotsupaラムスープ、Villisveppasupaマッシュルームスープとパン2個で昼食。ラムスープは正直言って、オシャンティな沖縄のヤギ汁。まぁそれなりに美味かった。フーチバーガ欲しかった(笑。)個人的にはマッシュルームスープの方が美味かったけど、キャンベルとあまり変わらないような?これでスープがそれぞれ約2,500円って暴利だ!絶対!ってか日本もこんな殿様商売しなきゃと、とつくづく思う。後日、シルフラのダイビングではさらなる衝撃が!またそれは後でのお楽しみ。まぁ、4年前から承知の上の話ではありましたが・・・・・・・・・・・・
ケリズ火口湖 Kerið
今回のアイスランド旅行は嫁が主役なので自分はほとんど事前に情報を収集していませんでした。ってかアイスランドってガイドブックもほとんどないのでした。というわけで、当初、嫁の希望を聞いて、アバウトなルートと宿泊先を設定して全ての予約を完了しましたが、現地でどこに行くかとかは結構臨機応変というか、明日どこ行く〜?的な感じなのでした。
で、このケリズ火口湖もそう。
大雨の中結構時短だったので時間があまり、次どこ行くー?的な感じて行ったケリズ火口湖。
まぁ、いくらでもあるアイスランドの火口湖なのかもしれませんが、ここケリズはカルデラの形状が極めて良好に保存されているらしい。しかもその周辺のカルデラを形成している火山岩は黒くなく、赤いという特徴があり、天気さえ良ければいい写真が撮れるらしい。まぁ雨はようやくほとんど止んだとはいえ、どんより曇り空には違いない。
5/19 アイスランド4日目!
この日は移動日。雨こそ降ってないものの曇天。
レイキャビク→5時間32分410km→フラテイリ。
★魔の60号線の旅★のちに思えばこの日のドライブがアイスランド最大の難関でした!
未舗装道路ってか一部はほとんどオフロード。
運転してる自分的にはめちゃくちゃ楽しかったですけど、嫁には地獄だったらしいです😅
早朝7時にチェックアウトしてまずはアクラネース(Akranes)という街を目指します。
ここには自分が見てみたかった灯台と、天然の露天風呂があるとか。
アクラネース灯台 Old Akranes Lighthouse
灯台ではドローン空撮を試みましたが、とにかくアイスランドはほとんど北極圏!下手すると台風並みの強風が吹き荒ぶ土地なのでドローンを飛ばすのも少し風が弱まったタイミングを見計らって飛ばすのですが、それでも飛行中は常に強風警報が出ている状態で、ストレスとの戦いでした。とりあえずこの日初めてアイスランドでのテスト飛行。でしたが、強風に煽られあわやコントロール不能になりそうになり、早々に退却しました。
でもまぁこれぐらいの風でもなんとか飛ばせるという感覚を得られたのは良かった。
日本では絶対飛ばさないだろう条件がここアイスランドでは常なのでした(⌒-⌒; )
露天風呂を探しましたが、隣接地で公共施設の工事が行われていて近づくことができませんでした。残念!
★魔の60号線の旅★
10:40 アクラネース(Akranes)を出発し1号線の途中でトイレ休憩。多分Vermalandあたりかと。ここのトイレは有料。でも後にも先にも有料トイレはここだけだった。先にご紹介したクレカで決済可能な有料トイレ。ここでガソリンも補充。ちなみにガソリン料金は日本の2倍。だけど普段超燃費の悪いエルグランドに乗っている身としては、まぁこんなもんかという感じ。というか支払いは嫁持ちだしー〜(⌒-⌒; )
この時に事前に調べてGoogleマップ上でスターマークをつけていたアイスランドのオーロラ撮影のメッカになっているポイントがそう遠くないことに気がつき、とりあえず行ってみようかと。思えばこれがケチのつきはじめでした。
向かったのはグルンダルフィヨルズルGrundarfjörður近郊のKirkjufellとKirkjufellsfossという山と滝。山と滝とオーロラという絶景が撮れるということで、冬はオーロラ撮影で人気なのだとか。でも、やっと現地に到着したと思いきや、沖縄の台風直撃並みの暴風でまともに立ってもいられない状況。プジョーのドアもうっかりしてると壊れそうな勢い。で早々に退散。来た道をただ戻る。
ここからが地獄の始まり。
ナビゲーションを検索するとなぜかほとんどこれまで来たルートを大きくV字にほとんどアークラネース近くまで戻って一号線に乗るコースを選ぶのですが、直線で行けば距離的には半分以下!というわけで直線距離を選んだら、4分の1ほど進んだところからおよそ100KM弱のオフロードとまではいかないものの未舗装道路を進むことになりました。
さらにやっと一号線に戻って普通の道路に戻ったと思ったら、今度は一号線から60号線に入って間も無く、再び未舗装道路、しかもかなり状態が悪いときたもんだ。まぁ、自分的には結構ウキウキなのですが・・・・・
というわけでほとんどオフロードの未舗装道路をさらに90KM。
でも途中はえもいわれぬ絶景がいくつも待っておりました。
というわけでここからはほとんど日本人が訪れることはないであろうウェスト・フィヨルドをひたすら目指します。
この魔の60号線ですが、ちょうど真ん中ほどにある温泉施設に無料開放のトイレがあって非常に助かりました。
所々ドローンを飛ばしたくなる衝動に駆られる風景がいくつも出てくるけど、相変わらず台風並みの強風で、とてもじゃないけどそんなコンディションではない。雨は小降りになったもの未舗装道路の上これまでの大雨で相棒のプジョーは泥だらけ。
アイスランド・ドライブの際に注意すべきこと
島の周回道路である一号線を一度外れると未舗装道路になる場合が多いと思っていた方がいいでしょう。
ここで日本から来てレンタカーでアイスランド一周、または長距離ドライブを予定している方に伝えておきたいこと。
ガソリンスタンドは一号線上には結構ある、また一号線を外れてもある程度の規模の街にはあるけど、やっとガソリンスタンドがあった!と思ってもトイレが併設していない無人のガソリンスタンドだったりとか、コンビニ併設のガソリンスタンドでも時間的に閉まっていることも多いのです。
自分的は現場でかつてのニューヨークでの悪夢を思い出しました(⌒-⌒; ) グランドセントラル・オイスターバーで同じ自分と同じ「案納」姓のニューヨーク在住の方と意気投合して飲み明かしたはいいけど、ホテルに戻る地下鉄内で二人とも尿意を催し、でも地下鉄のトイレは時間外で全て閉鎖されており、ホテルも目の前(ちなみにトランプ・タワーです)だったのですが、さすがに我慢できず、地下鉄を出てすぐのやむなくセントラルパークに飛び込んでツレ立ちションでなんとか急場を凌いだ次第。もちろん男性ならどこでも小用は足せますが、女性ではそうはいかないでしょう。もちろん男性でも大はマジでヤバいです。
ここアイスランドでは下手すると100キロ近くトイレが見つからない可能性もありえます。日本の感覚でいると間違いなく地獄を見ます。トイレがあるところを見つけたら、その気がなくてもまずは必ず用を足しておくこと。万一のための携帯用トイレグッズは必携。携帯用トイレグッズなんてアイスランドではまず売ってないから日本で多すぎだろ!ぐらいな数を調達しておくべきです。自分はもう還暦間近なので、成人用オムツも準備してました。まぁ、ドライスーツで潜る予定もあったからですけどね。
ディヤンディの滝 Dynjandifoss
15:45 アイスランドの滝10選の一つ。ディヤンディの滝に到着。ほとんどの観光客は逆方向から来るようだが、自分らはオフロードを制覇して、堂々の凱旋😁
でもやはり台風並みの強風につき観光客はまばら。遊歩道を歩いて近くまで行く気は全く起きない。ちょっとだけ撮影して、トイレで用を足して今夜の宿に向かう。
The Old Bookstore
18:00 ようやく今日から2泊予定のお宿、The Old Bookstoreにチェックイン。その名前に惹かれて予約した。建物自体は1898年に建築、1914年以降3代にわたって本屋さんを営んでいる古い旧家の2階がゲストハウス。3部屋のドミトリー。この日はドイツ人夫婦も同宿。翌日は貸切でした。その宿があるフラテイリFlateyriという街がまた絵も言われぬ趣のある、小さくて可愛らしい街。窓の外は港になっていて、窓際で沖縄から持ってきた古宇利島の鍋縁黒糖を齧りながらウィスキーをちびちびやりながら窓の外を見ていると、基本雨なのに急に日が差してきて虹がでたり、かと思うと突然小さな竜巻が起きて水面が激しく波打ってざわめいたり、基本この季節はいわゆる白夜、真っ暗にはならないまま朝になるのでいつまでも見ていたいと思うぐらいの夜でした。次の日も運転があるのでもちろん夜更かしは自粛しましたとさ。
ちなみにチェックイン後、宿のオーナーにどこか車洗えるところはないかと聞いたところ、すぐ目の前の漁港のクレーンの近くで洗えるよ。と聞いて行ってみると、大量の水が24時間出っ放し。しかもこの時はホースが固定されていたので、車を前後左右に動かしながらセルフ移動洗車機ばりにとりあえず水をかけてみたけど、まぁそれくらいで綺麗になるわけないよね😓とりあえずリアガラスと、サイドウィンドとサイドミラーだけは冷たい水を省みず洗ってみました。が、水をかけたぐらいで落ちるわけもなく。後でどっかでスポンジ調達しなければ。とりあえず近くのこのエリアでは一番大きな街、イーサフィヨルズル Isafjordurへ食料と酒、調達へ。この街のVinbudinヴィンブーディンは19時まで開いているようなのでまずは向かう。先ほどの窓際の至福の時を過ごすために、アイスランド製のヴィンテージ・ウィスキー “Floki” を調達。あとスーパーで買い物、スポンジも買う。
ちなみに宿泊地の街フラテイリFlateyriからイーサフィヨルズル Isafjordurへは片道22KM、そのうち1/3ほどがトンネルとなっていて、さらにそのうち半分は車幅が狭く片側通行。イーサフィヨルズルに向かって左側には所々に待避所が設けられており、右側通行なので基本的にイーサフィヨルズに向かう側が優先だろうと判断した。なのでイーサフィヨルズに向かうときは「ありがとねー」って感じで通過。帰りは向こうからヘッドライトが見えたら即、次の待避所で待機するという感じ。何度か通ったが、ルールを理解できないまま優先される側が退避行動に入ったりすると混乱が生じる。いわゆる「お見合い」だ。待避所は数百メートル毎に設けられてはいるが、それぞれせいぜい2〜3台ぐらいの駐車スペースしかない。大型車だと1台で埋まってしまう。したがって、退避している対向車に気がつかずに進行してきた後続の車はやむなく待機している車をスルーして進行せざるを得なくなるという状況が生じるのであった。状況把握能力が試されるシチュエーションだと思った。
フラテイリFlateyriの街でようやくドローン撮影が何とか可能なコンディションになってきた。でも飛行中に急に強風が吹いてくることも多く、長距離飛行は憚れる。とはいえだいぶ状況には慣れてきた。
夕食は、The Old Bookstoreのダイニングで、サンドイッチ、日本から持ってきた「最強どん兵衛。」ドリトス、サルサ、アイスランディック・ウィスキー。
5/20 アイスランド5日目!
The Old Bookstoreのキッチンの冷蔵庫(自分達の部屋はキッチンの隣、先先代の奥様の部屋だったようです)には朝食用のスキール(アイスランド風のヨーグルト、とても濃厚でチーズみたい)はもちろん、パンやハム、バター、ドリンク類が準備されていたし、調理具もあるので、朝食はホットサンドを作った。
今日はほとんど行き当たりばったりのドライブ。
まずはフラテイリFlateyriの街に入った時から気になっていた要塞的な構築物をドローン撮影。
案内板を見るにどうやら街を土石流から守るための堤防なんだとか。なるほど理にかなっていると妙に納得。日本にも流用できないものかと思うが、フィヨルド地形で生活の場が平地に限られ、しかもこの街は半島のように海に突き出しているからこそできる手段なのだろう。本当にこの街はいい街だと思う。
その後イーサフィヨルズルのボーヌスで買い物した後、マークしておいたイーサフィヨルズル Isafjordur近郊の街Bolungarvik近くのオレンジ色の灯台へ。
Óshólar Lighthouse
この辺から運が向いてきたようだ。灯台に近づくにつれて天候が回復、太陽も出てきた。風も静かになったので、ドローン撮影敢行。時々強風は吹いてくるので不安定ながらもまぁいい絵が撮れた。
その後イーサフィヨルズル Isafjordurに戻ってNetto内のタイ料理屋でグリーンカレーと唐揚げ1人前。食後のコーヒーはフリードリンク。味は、まぁ食えなくはない。俺が作った方が100万倍美味い。それにしても高い!
Bunarfoss
通過するたびに気になっていたイーサフィヨルズル Isafjordurへ至る入り口に見える滝「パンの滝」をドローン撮影。
その後、宿に戻るが、1階の本屋さんは観光バスが停まってて大繁盛。オーナーにお願いして洗濯機を使わせてもらってたので、洗濯物を回収して、観光バスがいなくなったのを見計らって16:00閉店間近の本屋さんを覗いてみる。こちらもわざわざ訪れる価値のある雰囲気。本屋さん自体は今や本屋さんの雰囲気と気概を残した、どちらかといえばお土産物屋さんなのですが、なかなか普通の土産物屋にはないセンスのある品揃えでアイスランドでは最も好感が持てた店でした。日本語がある!とみてみたら、日本製の万年筆と万年筆用のインクでした。自分が常用しているインクもあってびっくり!実は私、自宅では万年筆派なのです。
翌日のルートをオーナーさんに相談。実は自分的にはもう一度あの60号線を戻ってアイスランド最西端の野鳥の楽園を目指したかったのだけど、再び天候悪化の可能性もあるから北側の舗装道路を通った方が絶対おすすめとのこと。素直に従うことにしよう。
その後フラテイリFlateyriの教会をドローン撮影。
夕飯はThe Old Bookstoreのダイニングでドリトス、ミニトマト、ブルーベリー、ピスタチオ、トーストONハムチーズ。
今夜も窓際で外を眺めながらウィスキー片手にまったり。幸せー! The Old Bookstore ここ本当に最高の宿です!
5/21 アイスランド6日目
この日はほとんど移動日。
フラテイリFlateyri→7時間573Km→アークレイリAkureyri ★Akureyri市内に入るまで約600KM信号なし!
結局、北西フィヨルドエリアに入るのは普通はこのルートで入るのだと実感。ずーっと舗装道路でした。
60号線の苦労は一体何だったんだ!!って感じ。
でも結局やはりトイレには苦労する。
早朝6:00にThe Old Bookstoreを出発し途中絵も言われぬ絶景を何度も通過するもやっと辿り着いたトイレ休憩は9:40。
まぁ、途中トイレよりも高頻度で出現するホテルに飛び込めばトイレぐらいは貸してくれるとは思いますけどね・・・。
若い時ならともかく歳を取ると下の方はマジで困窮するのでした。
さらに11:30ガソリンスタンドでトイレ休憩
その後ようやく15:30 アークレイリでの宿 K16Apartmentsにチェックイン!
こちらはオールセルフチェックイン&アウトの宿。こちらで2泊!キッチン付きのメゾネットで至極快適でした。
アークレイリ Akureyri 散策
アークレイリはアイスランドで2番目に大きな都市。北部フィヨルドの最奥部にある風光明媚な街。
この街では信号で止まるたびに赤信号がハート!なんでも2008年のリーマンブラザーズの経営破綻に端を発する金融危機の際、国全体が荒んだムードになったので、気分をアゲるためのアイディアとして赤信号をハートにしたのだそうな。
ハートと虹に溢れたハートフルな街でした。
宿のすぐ目の前にはこの街のシンボルとなる教会がありました。
ホエールウォッチングの拠点でもあるようです。
夕食は今夜もビールとツマミで・・・
5/22 アイスランド7日目!
翌朝は早朝 7:50 ホテル出発。レイキャビク近郊のゴールデン・サークルと双璧をなす、ダイヤモンド・サークル周遊へ。
まずは30分ほどのドライブでダイヤモンド・サークルで最も有名なゴーザフォスGoðafoss へ
ダイヤモンド・サークル
ゴーザフォス Godafoss
その名も「神の滝」
早朝で観光客も少なくゆっくりと散策できた。時折晴れ間も出てきて虹が出るシーンも。
ドローン撮影したいが、ここはドローン禁止エリア。コロナ前に来れてたらここでもドローン飛ばせてたはずなんだけど・・・
コロナ憎し!!
Blue Lake
ミーヴァトンMyvatnの街を通過し、ここは!と思ったところで車を止めドローン撮影。
全く偶然の出会いではあったが、ブルーラグーンを彷彿とさせる青い火山性の湖。
周辺には火山性の温泉からの湯煙がもうもうと湧き出して壮観!
後述するミーヴァトンネイチャーバス Myvatn NatureBathsはこの近く。
デティフォス Dettifoss
その後、ダイヤモンド・サークルで必見の滝とされるデティフォスDettifossを目指す。
アイスランドに無数にある滝の中でも幅100m、落差44m、毎秒200立方メートルの水量を誇り、アイスランドどころかヨーロッパ最大級の滝だとか。その意味は「落ちる滝」
途中はほとんど荒涼とした大地で、砂嵐も吹き荒れている。こんなところに滝があるのか??
と半信半疑のまま滝を目指す。が、この後、夢のような絶景に遭遇することになる。
今回のアイスランド旅行で最もハイライトだった瞬間が訪れようとしていた・・・・
砂嵐の巻き上がる大地を抜けて、デティフォスDettifossの駐車場に辿り着いた。
ここから滝までは徒歩で約1kmとか。
とにかく歩く。
目的のデティフォスDettifossは岸辺の幾何学的な模様がまずは印象的だった。
滝を見下ろせる一番の展望台に立ち、さすがにここまでアイスランドの滝を色々見てくると、正直フーン。こんなもんか?って印象でした。まぁここの展望台は上から見るので滝壺が見えないためイマイチ落差が実感できないからなんだろう。
が、きた道を戻ると、不意に太陽が顔を出し、振り返るとそこには息を呑むような絶景が待っていたのでした。
最初は滝が燃えてる!と思いました。実際は滝そのものではなく、飛沫が上がる少し離れたところなのですが、そう思いました。みる角度によるのでしょう。最初は間違いなく赤く燃えていたのです!
その後少しずつ移動するにつれ、徐々に虹色に変化してくるのです。
こんな風景に出会えた幸運に本当に感謝した瞬間でした。
これこそは雲の行方、太陽の方向、そのほか様々な条件が重ならないと見ることができない絶景だと思ったのでした。
その後、太陽は隠れ、今度はみぞれが深々と降ってきました。
アイスランドの天候は神出鬼没です。
その後隣接するセルフォスSelfossの滝を遠目に見てこの地を後にし、来た道を戻ります。
Hverir
クヴェリルHverir
ここはスケールを100倍にして、場所を大自然に移した別府の地獄!
とはいえ別府の地獄を経験したことがなければ全く想像はつかないでしょう。
一帯には硫黄の匂いが立ち込め、そこら中で湧き出す泥地獄。とりあえず、風も落ち着いたので人混みを避けてドローン飛ばしてみましたが、途中で強風に煽られ着陸に失敗して、プロペラ二枚破損してしまいました。まぁ予備はまだまだいっぱいあるので😅大丈夫!
動画アップ予定
Krafla Imperial Shower
ここも日本なら間違いなく珍百景に選ばれるだろう趙奇妙な風景が見れる場所。
何にもない道路の脇に何故かシャワーヘッドと永遠に流れ続ける適温のシャワー。
ちょうど車が泥だらけだったので、このシャワーで車洗っちゃう?と、一瞬思ったものの、食品テロとあまり変わらない行動とと思い返しやめました。
しかしここは本当に不思議な空間でした。
それにしてもガイドブックに載ってた写真からはめちゃくちゃグレードアップしとるなー。
Myvatn Nature Baths
ミーヴァトンネイチャーバス Myvatn NatureBathsを約2時間満喫!!こちらの詳細も別記事で。
2nd Godafoss
ミーヴァトンからの帰り道、遠目に、あんなところにまたちんまい滝があるねー。なんてことを言ってたら、これがなんとゴーザフォス!
ゴーザフォスに「ごめんなさい」失礼なこと言って!と謝りながらの今日2回目のゴーザフォスGodafoss。
17:50 アークレイリに戻って、Vinbudinヴィンブーディンで酒補充→Netto→Bonusで食料補充。
大型客船が複数接岸しているのがホテルからも見えて、レストランはどこも混み合ってました。
この日の夕食はブルーラグーン系列のLava Restaurant以来、二度目のレストラン。事前に予約してなかったのでちょっと遅めになってしまいましたが、ホテル近くのBautinn RestaurantでビールStellaArtois、ラムチョップWithPotato、前菜の盛り合わせ(チーズフライ、エビフライ、オニオンリングフライ、Dipはスイートチリ、マヨ、サルサ)で夕食。
5/23 アイスランド8日目!
長距離移動日
アークレイリAkureyri→5時間472Km→エイイルスタジールEgilsstadirへ。
途中、Nordurthing-Mulating というところで少し風が弱まったので何もないけどとりあえずドローン撮影。
東部フィヨルド・エリア
Rjukandafoss
エイイルスタジールEgilsstadirに入る少し前、1号線沿いにRjukandafoss「雨が降る滝」を見つけ、ドローン撮影。
落差139m、こちらもなかなかの見応えの滝でした。
スタッドラギル玄武岩峡谷 Stuðlagil Canyon
これは後日レイキャビークに戻った後に判明した事実なのですが、この滝から少し入ったところにドローン撮影には至極最高なポイントがあったようです。悔しい( ; ; )
10:30 今夜の宿、Hotel1001Nott到着、チェックインには早いがトイレ休憩させていただく。
数日前にこの近くでパフィンが見られるところをネット検索で発見し、とりあえずホテルのお母さんに今見れるかどうか聞いてみたら、今まさにシーズンとのこと。途中も街もとっても綺麗だからオススメよ!と言われ、即決!でGO!
BORGARFJÖRÐUR EYSTRI – CAPITAL OF THE PUFFINS (Borgarfjarðarhöfn)
ここはボルガフィヨルズル Borgarfjörður!ここを見つけた自分を褒めてあげたい!
後にネット検索するとここはパフィンの聖地だった😅
ここほど安全にかつ楽に至近距離でパフィンを観察できる地はアイスランドには他にないとのこと。
毎年1万ペアのパフィンがここで営巣するらしく、観察のための木道やルートも完璧に整備されていて、特別なカメラがなくてもiPhoneでも十分アップのムービーが撮れます。
しかもアイスランドに棲息する他の海鳥も全てここで撮影できます。
日本人の愛鳥家もここに憧れている方も多いんだろうなーと思います。自分なんかが来てごめんなさいm(_ _)m
こちらも後日別記事を立てる予定です。
現地では流石に野鳥に悪影響を与えると考え、少し離れたところで雰囲気だけ撮影しようとドローンを飛ばしました。
バッカゲルジ Bakkagerði
ボルガフィヨルズルに隣接する街。この街も非常に魅力的な街だった。できれば宿泊してゆっくり逗留したいと思うような所。
アイスランドを旅しているとあちらこちらで草に覆われた古い建物を見ることがあり、その存在に気になっていたのだが、調べてみると多くは古い教会なのだとか。
そしてここバッカゲルジでは草で覆われた民家が現存している。Turf Houseというらしい。
まぁ、日本で言えば緑化屋根なのだが、ここアイスランドのTurf Houseはまさに映画 The Lord of the Ring に出てくるホビット族の家そのままなのである。
教会も含めてTurf Houseは結構アイスランドには残っているようだが、今でも人が住んでいるTurf Houseは少ないらしい。その数少ない数棟がここバッカゲルジに現存している。
もう一度アイスランドに来ることがあったらぜひこの地に逗留してみたいと思った街だった。
波の虹!
バッカゲルジからの帰路、再び風が強くなってきた。
ドローンを飛ばせるチャンスはないかと、見晴らしの良いパーキングに車を停めて、海を見ていると、強風で巻き上がった風波と波しぶきの中に虹が見えるではないですか!
こんな現象も生まれて初めて見る現象でした。
ボートで波を切った波しぶきに虹が出ることは飽きるほど見てきたが、こんな高い位置から、海にできる波しぶきが虹を映す光景は初めてでした。太陽が低いからこそ成せる自然現象なのでしょう。
残念ながらあまりの強風に負けないようにiPhoneをしっかり握りしめすぎて、レンズに指が重なって、指バレしてしまいましたとさ。
Fardagafoss
エイイルスタジールEgilsstadirに戻る少し手前に滝を発見!
散策を開始してすぐに一つ目の滝を発見。
でももっと上にもう一つの滝が見えるのでとりあえずそちらを目指す。
結局1キロ以上のハイキング。でもその甲斐のある風景が見られました!
セイジスフィヨルズル Seyðisfjörður
近隣の観光地セイジスフィヨルズルを訪ねてみた。
この街は周囲が無数の滝に覆われたフィヨルドの谷の街。こちらもゆっくり逗留したい魅力的な街でした。
ここは大型客船も停泊するこのエリア人気の港らしい。
なるほどこの時も客船が停泊していて、街は賑わっていました。
長居はできないものの、しばしSeydisfjordurの街を散策。
最も印象的だったのはアイスランド人の大好きなレインボーカラーの道と超インスタ映えする教会のコラボ。
客船のゲストらしき方々も思い思いのやり方で写真やムービーを撮っていました。
でも自分が注目したのはニャン。可愛かったぁー。
18:00 Hotel 1001 Nottチェックイン。
夕食は日本から持ってきた五目ごはん、味噌汁、サンドイッチ。
その後、ホテルの外風呂を満喫。ここも天然温泉。寒すぎたのかほかの客はいなくて貸し切り。
21時過ぎても白夜でまだまだ明るい。風が少し落ちたのでドローン飛ばす。
他の宿泊客にこんな風で大丈夫?と聞かれるが、大丈夫!アイスランドではいつもこんなんだから!と軽くかわす (⌒-⌒; )
5/24 悪夢のアイスランド9日目!
Hotel 1001 Nottの朝食バフェはマジで美味かった。
パンは焼きたて!チーズもバリエーション豊富。ブルーチーズがあるのも嬉しい!
8:00 ホテルチェックアウト精算し出発
1号線は遠回りのようで、スナイフェルスネスSnæfellsnes半島からウェスト・フィヨルドを目指した時には大きく迂回して1号線に戻るルートを選択した “Apple Car Play”さんですが、今回はなぜか途中から939号線に入れとの事。
恐れてはいたがここから未舗装道路の939号線をおよそ100kmほど辿ることになる。
未舗装道路をやっと抜けたと思ったあたりで”Apple Car Play”さんがまたアンビリーバボーな指示をはじめた!
曰く、この後の経路が検索不能になったので、今まで辿ってきた経路を反転しておよそ15時間かけてレイキャビークに帰れ!・・・と。頭が真っ白になる。なぜに突然?? 色々情報をネット検索するも意味不明。
すでにほぼアイスランドの4分の3ほどを走破してきており、ここから逆に戻るのはあり得ない。というわけでとりあえずダメもとで先に進む。
11:40 アイスランド南部の有名な観光地、ヨークルスアゥルロゥンJökulsárlón 到着
ここまで来たところで、やはり交通事故対応の足止めを喰らう。幸い交通事故の処理には3~4時間ですむようで、”Apple Car Play”さんの指示通り、逆行して戻る必要はなさそうだ。それにしても国の周回道路が1号線ひとつしかなく、迂回路が一切ないのはどうなんだろうと思う。
南部氷河エリア
ヨークルスアゥルロゥン Jökulsárlón
まぁ、足止めの地は願ってもない景勝地なので、のんびりと氷河やアザラシを見て癒される。
元々嫁の希望ではここはスルーするはずだったのですが、思いがけずに長居することになりました。
この辺りも別記事アップします。
が・・・問題はここについた時点でほぼ正午。1号線が再開通するのは早くても16時とのこと。
今日の我々のスケジュールでは18時過ぎにLandeyjahöfnという港から、現代のポンペイと称されるヴェストマンナエイヤル諸島 Vestmannaeyjabærのヘイマエイ Heimaey 島へフェリーで渡って一泊する予定だったのですが、足止めを食らっているヨークルスアゥルロゥンJokulsarlonからLandeyjahöfn港まではどんなに車を飛ばしても4時間超。どう考えても時間的に間に合うわけないと判断し、ここから諸々のキャンセルだの、今日の宿だのの手配を開始!
とりあえずこのエリアの観光拠点とされているヘプンHöfn í Hornafirði という街の近くのゲストハウスをキープ。
ヨークルスアゥルロゥンJokulsarlonからちょっと戻り、せっかくなのでチェックしておいたストクックスネス灯台Stokksnesを目指してみるも、灯台に渡るのが有料って事と、行ったところで強風でドローンを飛ばせる条件ではなさそうだったので断念し、ヘプンの街を買い物がてらしばし散策。
Nettoでは羽や汚れがついたままのカモメの卵が売っていて、少し衝撃!でも少し食べてみたかったかも😅
17:10 ホテルハフナルネスHafnarnesチェックイン。
車でホテルに到着する直前、おそらくこのホテルの農場と思われるところにお馬さんがいて気になってはいたのだが、チェックイン後くつろいでたら、なんとホテルの部屋の裏の至近距離を通過して遊ぶお馬さんを見て、テンション上がりまくり!実は私、お馬さん大好きなのでした。
その夜はドローンを含めてお馬さんの撮影を深夜まで続けましたとさ。なんたって10時でもまだまだ明るいのよね ^^; お馬さん、ドローンで驚かせてごめんなさい m(__)m
後にヘプンHöfnから東100Kmは人が住んでいない・・・的なSNS見つける。そこを通ってきたのだけど (⌒-⌒; ) 確かに街はほとんどなかった。
途中立ち寄ったブラックサンド・ビーチは印象的でした。
ちなみに本来この日に泊まる予定だったヴェストマンナエイヤル諸島 Vestmannaeyjabærのヘイマエイ Heimaey 島は自分的には今回の旅でも結構ハイライト的な位置付けで自分の判断で勝手にぶっ込んだ旅程でしたので、結構凹んでたんですが、Höfnのお馬さんに結構癒されたかな・・・・
次は絶対にヘイマエイ島行くぞ!っていつ行くねん😭
5/25 アイスランド10日目!
6:30 ゲストハウスを後にしてスカフタフェットル国立公園を目指す。
1時間ほどで昨日の足止めポイント:ヨークルスアゥルロゥンJokulsarlon 氷河が一段と岸辺に接近していたのでしばし撮影。
その後昨日は閉鎖されていたヨークスアルロン湖の河口にかかる橋を渡って未踏のエリアへ!スカフタフェットル国立公園目指し西へ50キロほどのドライブ。
スカフタフェットル国立公園 Skaftafell National Park
スカフタフェットル国立公園 Skaftafell National Parkはヨーロッパ最大の氷河とされるヴァトナヨークトル氷河Vatnajökull やアイスランドの最高峰クヴァンナダルスフニュークル山Hvannadalshnúkur などを含む国立公園ですが、2008年6月7日にヨークルスアゥルグリューフル国立公園と統合され、現在はヴァトナヨークトル国立公園 Vatnajökull National Park の一部なのだそうです。
途中、しばしオフロードの脇道 Froad Falljökull Glacier にそれ、Falljökull parking にて氷河を遠目にドローン撮影。今回のアイスランドでは最長不倒となる1キロ超えで飛ばしたけど、電波状況が悪くなったためそれ以上の接近は断念。
9:30 スカフタフェットル国立公園 Skaftafell National Park 到着。まずはビジターセンターSkaftafellsstofa でトイレ休憩と情報収集。駐車場代は1駐車場代は1000円ほどだったかと。
時間があれば氷河の上を歩くトレッキングコースなどにも行きたかったのだが、結構な時間がかかるのと、氷河の上を歩くためにはアイゼンなどの装備が必要で、ガイドをつけることが推奨とされてます。何より今回のスポンサーの鶴の一声で、最もイージーなS1トラック Skaftafellsjökull gönguleið というハイキングコースを歩いてヨーロッパ最大の氷河、ヴァトナヨークトル氷河Vatnajökull を遠目に見るコースへ。片道約2キロ、撮影含めて約90分ほどのトレッキングでした。
スカフタフェットル国立公園を後にし、さらに200kmほど西へ。
昨日渡るはずだったヘイマエイ Heimaey 島へのフェリーが出る港もスルーして西へ西へ。
それにしても一体どこでどんな事故があったのか全く不明。途中でひっくり返った2台の車を見かけるが、大型車でもあるまいし、10時間近く道路を200キロにも渡って閉鎖するような大事故とも思えない。結局真相は不明。
セーリャラントスフォス Seljalandsfoss
ゴールデンサークルに戻ってきた。途中にスコガフォス Skógafossというこれまた有名な滝があったのだがスルーして、こちらは「裏見の滝」として有名な滝。「恨み」じゃないよ(⌒-⌒; ) 滝の裏側に入ることができる滝。間違いなくびしょ濡れになるので、レインウェアなどの対策を万全に整えてお越し下さい。駐車場代はこちらも1000円ほどだったかな?。
滝シリーズはまとめて別記事を立てる予定。
レイキャビークに戻り Hotel Fron チェックイン
宇宙一美味しいホットドック
ここからやっと首都レイキャビク観光へ・・・
バイヤリンスベストゥピルスル BajarinsBeztuPylsur
夜20時過ぎ、てくてく歩いて、現役の米大統領クリントンがわざわざ食べにきたといわれる、宇宙一おいしいといわれるホットドッグを食べる。なんの変哲もない小さい街角の屋台。
この屋台が提供するホットドッグが絶品なのです。
なんの変哲もないパンとソーセージの組み合わせなんだけど、ソースが絶品。宇宙一と言われるのも納得・・・
軽いのでその気になればいくらでも食べれそう。
コロナ前は300円ぐらいと、アイスランドでは信じられないくらいの良心的な値段で食べられたそうですが、現在では倍の600円以上に跳ね上がってました。( ; ; )
5/26 アイスランド11日目!
朝から大雨だったので、この日はレイキャビク散策。
レイキャビク市内観光
ハットグリムス教会 Hallgrímskirkja
11日目にしてようやく来れたレイキャビークのランドマークとされる教会です。
レイキャビークのホコ天になっているメインストリート Njálsgata通り。ちなみにレイキャビークで定宿としていたHotel Fronはこの通りの中心地にあり、めちゃくちゃ便利がいいホテル。ただ基本周囲がホコ天なので、駐車スペース探しには苦労するのでした。
そのホコ天通りから斜めに真っ直ぐ教会に向かう通りがSkólavörðustígur通り。この通りの一部がまたアイスランド人の大好きなレインボーカラーで埋め尽くされていて、インスタ映えポイントでした。
で、ハットグリムス教会そのものですが、内部は荘厳な雰囲気を醸しつつもどこかモダン。正面のパイプオルガンや祭壇、洗礼盤も洗練されてました。残念ながら正面のステンドグラスはパイプオルガンに隠されて端っこから少し見えるだけでした・・・
一人1200ISK(1200円)ほどでエレベーターに乗って最上階に行けます。ここからの眺めは超絶景。アイスランドの家々はカラフルに塗装されていたり、壁にイラストが描かれている建物も多いので、街を一望に見下ろせるここからは、まるでジオラマを見ているようで、カラフルな街並みを俯瞰することができました。エレベーター料金はちょっと高いけど、登る価値は絶対あります!
ちょうど正時になったので直近で教会の鐘が鳴り始めました。ラッキーでした。
トピック:レイフ・エリクソン
教会の正面に鎮座する銅像はやっぱり気になります。教会を作ったハットグリムス牧師かと思ったら、コロンブスより先にアメリカ大陸を発見した冒険家、レイフ・エリクソンの銅像でした。
レイフ・エリクソンは、アイスランド出身のバイキングで、10世紀末にグリーンランドを発見し、コロンブスに遡ること5世紀も前に北アメリカ大陸にも到達していました。
定説とされているコロンブスのアメリカ発見説、出鱈目です!定説に惑わされてはいけませんね。肝に銘じましょう!
Lava Show 溶岩ショー!
大雨なので、室内観光を模索。
なぜかレイキャビークでは雨に祟られる今回のアイスランド。
アイスランドには博物館的なのが結構あって、国立美術館や、国立博物館はもちろん、私営の博物館も多く、中にはペニス博物館というキワモノも^^;
で、見つけたのが世界でここだけ!という Lava Show!
ここでは本物の溶岩が流れる様子をライブで見せてくれるというのがウリ!
ショーの時間は開演から締めまでで45分程度。ライブ自体は正直一瞬、というか10分足らず?なんだけど、溶岩が流れるライブ映像はかなりのインパクトがありました。さらに、能書きのビデオを含め、ガイドのお話が超絶面白い!
もちろん英語が理解できないと楽しみは半減ですが、映像やライブを見るだけでも十分楽しめます。さすがのワタクシも専門用語だらけなので半分ぐらいしか理解できませんでした^^; まぁ地学的な知識は元々あるのでなんとなく理解できたみたいな?もっと英語勉強しなきゃね。
ここで改めて認識したのが、アイスランド語って超絶面白い!
実は自分が外国語に興味を持ったのはそもそも中学生時代に通ってた塾の講師さん、ある時、英語なんてめちゃくちゃ簡単なんだよー。ドイツ語とかフランス語だったらこんなにめんどくさいんだよー。的なことをさりげなく講義の中で教えてくれたことがきっかけなのでした。同じ頃、中学校の先生の一人が哲学科を専攻していた方で、きっかけこそ忘れてしまいましたが、いつの間にかその先生から古代ギリシャ語を習うようになり、その後、フランス語、ドイツ語、ロシア語、ラテン語などいろんな言語を齧りました。
そんな経緯もあって、今回出会ったアイスランド語ってめちゃくちゃ面白いと思いました。
アイスランド語って超絶面白い!
Lava Show!でのガイドのお話がきっかけでした。
今でも思い出せなくて悔しいのですが、その時にガイドが教えてくれた、アイスラド語の3ワード!
「島」「山」「?」
最後の単語がなんだったのか思いだせないのが超悔しいのですが、アイスランド語特有の語尾で撥音的かつ息を吸うように発音する子音「キッ」をゲストにリピートさせて盛り上げてたのが印象に残ってます。動画で撮っておけばよかったなー😭
ちなみに2010年4月 に噴火したエィヤフィヤックトラヨークトル火山 Eyjafjallajökull の名称は「島(Eyja)」「山(fjalla)」「氷河(jökull)」をつなげた造語で、直訳すると「島の山の氷河」という意味。
ドイツ語と同様、名詞を繋ぎ合わせて単語を作ってしまう文化です。日本語も文字は違えど単語を繋ぎ合わせて一つの造語を作るのはお手のものですね。
この時の噴火はヨーロッパだけではなく北半球の空の交通網に大打撃をもたらしたので、記憶にある方も多いのではないでしょうか?その根源となったこの山の発音の難しさも当時話題になっていたと思います。
その山の名は・・・「エィゃフィヤックトらヨックトゥル・ヴォルケーノ」 はいどうぞ!
17:49 いつものP2に駐車。あと20分ほどで無料なんだけど駐車料金支払う。レイキャビクReykjavikを最期の散歩。
20:30 バイヤリンスベストゥピルスルBajarinsBeztuPylsur宇宙一おいしいといわれるホットドッグを今一度味わう。
21:40 そこからてくてく歩いて再度ハットグリムス教会へ。開館しているときには撮影できないハットグリムス教会Hallgrimskiekjaのドアを撮影。
その後教会からまっすぐ海に出たところにあるフォークの船のオブジェも撮影。
5/27 アイスランド12日目!
アイスランド滞在も残り少なくなってきたこの日!神の思し召しなのか、この日は朝から太陽が顔を出していた。
7:00 ハットグリムス教会Hallgrimskiekjaの近くにあるパン屋Braudにてシナモンロール、クロワッサン、デニッシュ購入。
8:10 HotelFronで朝食食べて、C/O。
シルフラ・ダイビング Silfra Diving
そもそもアイスランドへ来た最大の目的だったシンクヴェトリル、前回は大雨に振られたし、例の1号線閉鎖でスケジュールは乱れまくりなので、とりあえずまずはシンクヴェトリル散策を再度リベンジ。
願ってもない晴天!
9:00 P1駐車料金で駐車料金を払い、晴天のシンクヴェトリル(Þingvellir)国立公園へ!
前回とは比べ物にならないくらいの快適な散策になりました。
そして・・・いよいよ念願のシルフラ・ダイビング
水温4℃ 透明度は100m超!
12:00過ぎにArctic Adventureのガイド・クリスと合流でき、シルフラダイビングの準備。フリースのツナギのインナー、日本では見たことのない宇宙服のようなドライスーツ、極厚のフードとこれまた極厚のミトン(3本指)の手袋。
この手袋は装着に非常に苦労した。
一応13:00集合のツアーではあったが、準備やブリーフィングを含め何だかんだでエントリー地点へ向かったのは14:30ぐらいだっただろうか?シュノーケルツアーのグループもいるので、沖縄のかつての真栄田岬を彷彿とさせる混雑状態。タンクを背負ったまま、なんとか楽にできる場所を見つけてエントリーを待つ。
やっと順番が回ってきて15:05エントリー。
一緒に潜ったのはガイドのクリスとインド人ダイバーの計4名。
15:50にエグジットしたが、ほとんど泳いできた行程を陸路歩いて戻るという地獄が待っていた。おそらくビーチエントリーで真栄田のエギジット後に上まで歩くレベルのしんどさ!ドライスーツのフル装備でウェイト10キロ。BCハーネスのメタルプレートもあるのでおそらくウェイトは12キロ超。しかも・・・・
エントリー直後にすぐに気がついてはいたが、自分のドライスーツは最初から明らかに水没。エグジット時にはドライスーツの足元で動く水が感じられるほどで、自分のドライスーツ経験下でも最悪レベルの水没状態。帰り道が長い。フル装備+おそらく水の重さが5キロぐらいあるような気がする。これ俺じゃなかったら死んでると思った。
水没しているとはいえ、ドライスーツを着ているときはまだマシだった。地獄はむしろドライスーツを脱いで着替えるときに待っていたのでした・・・・・
まぁ、この辺はまた詳しく・・・
アイスランド最終日の宿はシリカホテル。地獄の後の仏とはまさにこのこと!
シークレットラグーン(シリカホテル宿泊者専用のラグーン)を満喫。もう一度ラヴァ・レストランでの晩餐も考えたが、結局帰国の片づけをしながら部屋飲み。
5/28 アイスランド13日目!
アイスランドもいよいよ最終日。
シリカホテルSilicaHotelの最高の朝食を堪能したあと、チェックアウト。
その後7時間ほどブルーラグーンを満喫して空港へ。
日付も変わった深夜0時過ぎ。ちょっと早過だとは思ったが、早めに空港へ向かう。
16:50 レンタカー返却。無料送迎バスは日曜日はオフ・サービスだという事で、レンタカー屋の女性スタッフが空港まで送ってくれた。
ここまでの走行距離何と3,408km。
返却時には残走行距離が表示されなくなるほどガソリンは限りなくゼロに近かったと思われ。計算通り😁
20:00 空港に着いたが、荷物預けが案の定21:25からという事で途方に暮れる。
レストランが空いてないかと検索してみるが、出国前にはまともなレストランはなさそうだ。一番近いのがオーロラホテルのレストラン。
仕方ないのでコンビニでビールとウォッカのカクテルを買ってきて、残ったツマミを飲んで時間潰す。待っている間にビール、ウォッカ缶で乾杯。
さらに調べてみると、レストランではないがあの「宇宙一おいしいといわれるホットドッグ屋」バイヤリンスベストゥピルスルBajarinsBeztuPylsurが空港内にある!Googleマップで歩きながら探してみるが、それらしい店はない。やはり出国後の免税店エリアか?
がっかりした嫁がコンビニに土産物を見に行ったと思ったら速攻戻ってきた。
なんとさっき自分が酒を買い出しに行ったコンビニに隣接してバイヤリンスベストゥピルスルBajarinsBeztuPylsurがあったのだった。Googleマップでは多少誤差があったのだろう。先ほどはそんなの全く意識してないから完璧にスルーしたようだ。嫁に役立たず扱いされる(⌒-⌒; )
21:30 エコノミーの1番目に並び、さっさと荷物預けてチェックイン。出国。免税コーナーでお土産購入。
フランクフルト経由で帰国。
以上が今回のアイスランド旅行の流れでした。
今後、シルフラダイビングの詳細、滝シリーズ、シリカホテルとブルーラグーンなどなどテーマに沿った記事も上げていきたいと思いますのでよろしくお付き合い願えれば幸いです。
ほとんど予備知識のないまま飛び込んだアイスランドでしたが、知れば知るほど興味が湧いていきます。
2週間の旅から帰ってきても、色々調べるうちに、あっちも行ってみたかった、こっちも良さげ、なんてのが次から次へと・・・
最後に!アイスランド、マジで最高!
地球の息吹を身近に感じ、地球の鼓動に耳を澄ます。
他では感じられないスケールの大きすぎる大自然。
みなさんにもぜひ感じてほしい!
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