いつもブログをご覧になっていただいている方々はご存じかもしれませんが、ワタクシ、そもそもいわゆる学連世代の学生ダイバー出身です。

昔の学生ダイバーのお話はまだ記事にしてなかったような気がするので近々にアップしますが、ともあれ今回、大学時代の一つ下の後輩から連絡をいただき、ご子息がダイビングの講習をご希望ということなので喜んでお受けさせていただきました。ご友人もご一緒です。

最近こういったご依頼は多く喜ばしい限りなのです！

上智大学ダイビングクラブは1978年創部。今年で45年目を迎えるダイビングクラブ。時代も移ろいスタイルすっかり様変わりしているようですが、いまだに存続しています。OB、OGもおそらく数百人にレベルと思われますが、その中でもダイビングの現場に現役として従事しているのはワタクシだけ。

当時の先輩、後輩の二世ダイバー、下手するとそろそろ三世ダイバーも出てくるのかも　(⌒-⌒; )

そんな彼らをご指導できるなら望外の幸せと心から思っているのです。

学生さんということなので本来のオールボートダイビングでの講習を見直し、学生さんでも受講しやすい廉価版のO/W講習を急遽設定しました。全てビーチダイビングの講習にすることで講習価格を大幅に下げることができました。講習を提供する側としてはご老体に鞭打つハードな環境ではあるのですが　(⌒-⌒; )

とりあえず、自分の体が保つ限り、今後は、これまで通りの全てボートダイビングの大人なバージョンと、オールビーチダイビングの学生、若者向けバージョンの二本仕立てでO/W講習を展開していきたいと思っています。

いささか前置きが長くなりましたが、今日の本題！

新たに2名のダイバーが誕生！

大学の後輩のご子息とそのご友人です！

初日、金武レッドビーチでのコンファインド（限定水域）講習

この時期にしては快晴！もちろん限定水域なのでベタ凪の海でダイビングの基本スキルを反復練習。

彼らは春休みの間にタイガースの二軍キャンプ帯同のサポートアルバイトで来沖しており午後13時には宿舎に戻らなければいけないということなので多少タイトでしたがまぁ基本的なところはクリアできました。

2日目、北風強く、はるばる本部町の崎本部で2ダイブ

ここからは本格的な海洋実習です。

北風は強いですが、今日も天気は快晴。ここは北風にはめっぽう強いポイントです。通称「ゴリチョ」とか言われてますが、自分はこの通称が死ぬほど嫌いですので絶対に使いません。ちなみに真栄田岬の「青洞」も同様。

海洋講習1本目

前回やった基本スキルを浅い水深と、やや深い水深で反復練習。マスククリアはとりあえず全没からのクリアまでは達成。

緊急手順として、オクトパスブリージングアセントと緊急スイミングアセントを交代で反復練習。フロートは講習中には常に設置しますが、徐々にロープに頼らずにフリー潜降ができるようになっていただきます。

二人とも耳抜きにも大きな問題はなくクリアできましたが、潜降時の姿勢がどうしてもタンクファーストになってしまいますね。まぁ、海洋1本目なら上出来です。

海洋講習2本目

水面と水中での機材脱着とオクトパスブリージングアセントと緊急スイミングアセントの反復練習。

そしてポジティブ・ボイヤント・アセントのデモンストレーション。これは練習自体が危険を伴うので見てもらうだけ。

あとはコンパスナビとナチュラルナビを兼ねたミニ・ツアー。

片道1.5時間の道のりを店まで帰って、ロギング、トレーニングレコードにサインして終了！

最終日、近場の水釜で2ダイブ

天気にだけは恵まれ本日も快晴！！

ここは一応初期の親水護岸なのですが、防波堤の海側の段差が高く、年寄りには特にフロートを持って降りるのはキツイです(⌒-⌒; )

講習生の手前、一応涼しい顔をしてはいますが　(^^;;

海洋講習3本目

だいぶ仕上がってきました。

今日も1本目は緊急浮上の手順を反復練習。

潜降姿勢もサマになってきました。緊急浮上時のバディの連携も見事です。

マスククリアは浅いところから完全な脱着までトライしてもらいました。これも難なくクリア。

海洋講習4本目

最終ダイビングです。

お二人とも若いだけあってほとんどクリアされたので、ファンメインでのお楽しみ。

深場でのマスク脱着も難なくクリア。

最後にフロートの展開も経験していただいて、講習終了！

免許皆伝です！！

↑ 古い？

ともあれ、お疲れ様でした！